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猿田 晃一
no journal, ,
近年、原子力発電所においては、安全性および信頼性に対する要求の高まりを反映し、原子力機器を監視する構造健全性監視システムの導入が積極的に検討されている。ファイバーブラッググレーティング(FBG)は、耐電磁誘導性など光ファイバセンサ共通の利点に加え、高感度,高精度,高分解能でひずみや温度の多点測定が可能であることから、特にFBGを用いた状態監視システムの開発が活発に進められている。本発表では、FBGと光時間領域反射測定法(OTDR)を組み合わせたFBG-OTDR光ファイバセンサについて報告する。既存の波長領域多重化法(WDM)に基づくFBGセンサでは、1つのセンサアレイ中のFBG多点化数が数10個に制限されるのに対し、FBG-OTDR法では300個以上の多点化が可能である。また測定時間も1ms以下とFBG-WDM法の1/100以下である。50個のFBGからなるセンサアレイを用いた実験結果から、本手法は1.4のひずみ測定精度を有することが示された。本提案手法により原子力発電プラントの実時間、高精度構造健全性監視システムの開発が可能になる。
河口 宗道
no journal, ,
ナトリウム冷却高速炉において、メルトスルー等のシビアアクシデントが発生した場合、溶融燃料と共に冷却材のナトリウムが原子炉容器室に落下し、床コンクリートと反応する可能性がある。通常、床には鋼製ライナーが設置されているが、溶融燃料の崩壊熱等によりライナーは破損することが想定される。このような仮定では、ナトリウム-コンクリート反応により発生した、反応生成物は溶融燃料を覆うように堆積して燃料の放熱を阻害する可能性がある。本研究は、このナトリウム-コンクリート反応生成物の融点及びデブリの放熱に重要となる熱伝導率等の熱物性値を研究した。